2006/12/18

Journal du voyage 7

旅行日程7日目  10月5日

今日は いよいよパリともお別れ
11時過ぎの「ユーロスター」でロンドンへ行く

とっても満足した ホテルスクリブ 優しい日本人フタッフや
白いご飯にお味噌汁 そしてシバ漬けまである朝食



以前に食べた事のあるフレッシュフロマージュ
やっと食べられました



昨日 地下鉄で見かけた お姉さん
pomme verte(青林檎)を美味しそうに齧っていた
朝食で出るフルーツとヨーグルトをおやつがわりに貰っておいた



可愛いお部屋ともお別れ



アールヌーヴォーな細工のエレベーターの天井



今日から 本当にお友達と二人っきりで行動する
同じツアーのメンバーは午後からロンドンへ飛んでそこから
帰国するらしい
私たち二人は 北駅まで送ってくれる
現地スタッフをホテルのロビーで待つ



世界で3番目に大きな駅  パリの北駅(Nord)



一番は シカゴ駅 2番は東京駅だとスタッフに聞いた



ベルギー等の各国からの乗り入れがある



ユーロスターの乗客は待合室に行くまでに
飛行機のように出国をして 同じ通路でイギリスへの入国審査も受ける
待ち合いロビーには免税店もある
この時 多分 麻薬捜査をするわんこ(ジャーマンシェパード)と捜査員を見た
チームで乗客の周りを何度も廻って歩いていた



これに乗る



この時 車両に一番遅くたどり着いた私たちはスーツケースの置き場が
高い棚の上しか残ってなくて困惑していた
すると側にいた同じ旅行客(多分アメリカ人)の紳士が
20キロあまりのスーツケース2つを頭の高さの棚に置いてくれたのだ
腰を痛めないか心配になった

2等の客席はいたってシンプル



車窓から見る風景や車両も楽しい





ユーロスター3時間あまりの旅の終点は「ワーテルロー駅」
降りる時も親切な紳士はスーツケースを降ろすため
私たちをわざわざ待って手伝ってくれた
奥様にも丁寧にお礼を言い  つくづく良い方達に巡り会えるなあと実感

駅のコンコースには日本人の現地スタッフが迎えに来てくれていたのだが
駐車場が地下のため 駅の外観を見る事なく ロンドンの街並を走っていた
ホテルはグリーンパークの側のシェラトンパークレーン



インテリアはクラシックで 
タオルの感触もパリの洗練された感じとは違う



この時点で2時ころ
これからの予定はお友達お薦めの
シャーロックホームズミュージアム」へ出かける

ロンドンでもホテルのロケーションが良かった
道路を挟んだ向かいの大きな公園は
バッキンガム宮殿の裏の公園になっている
並びには日本大使館もあり なかなかいい感じ
地下鉄の駅も近く  チケットを買うまでは ご機嫌だった・・・
今だにお友達に笑われるのだが
窓口で2駅先の分のチケットを買ってびっくりした
3ポンドもしたのだ  歩いて15分くらいの距離が660円になる
パリの地下鉄がどこまで乗っても160円くらいだったので 本当に驚いた
・・・で 取りあえずこの駅に着く



ここでのアイドル?  
ホームズのモチーフがいっぱいプリントされた
地下鉄の駅の柱



ミュージアムにまったく 知識のなかった私
どうも建物が見つからず
ランチを片手に小走りに通りすぎるおまわりさんつかまえて場所を確認した

通りの向かいの小さなドアが「シャーロックホームズミュージアム」だった




扉を開けると お土産物屋さんらしい店内
入り口脇に座っていたお兄さんが入場券は奥で買えと言う



「ここは私が出すわね」とお友達
私が地下鉄の3ポンドに怒りすぎたのか 
ミュージアムの入場券をおごってもらった
階段への扉を開けると



そこはもう クラシカルなイギリスのタウンハウス



狭く薄暗い階段をあがり
小さな部屋が続く  この暑いのに暖炉に火がある
この椅子に座っていた紳士がいきなり立ち上がり 二人驚く
最初は人形に見えたからだ
2階はホームズの部屋と言う設定みたい






3階はワトスンの部屋と言う事になるのかな
調度品の一つ一つが 興味深い






3階の踊り場にあった 小さなポーター蝋人形にビビッた
私は4階をパスした
4階は 小説の場面を蝋人形で再現してある部屋らしいのだ
この感じは私には「ダメ」なのだ
ヒトリ1階のお土産屋さんに戻り 店内を楽しむ





びっくりしたのが 家でつかっているマグネットと同じモノが売ってあった
ベイカーストリートの番地表をかたどったモノだ
仕事で海外に出かける事の多かった主人の父が買っていたようだ

小雨の中 外に出ると 並びに「ビートルズ」のお店があった



以前なら アビーロードに行きたかったとこだなあと思った

帰りは けちってホテルまで歩く事にした
小雨のロンドンの夕暮れを楽しみながらゆっくりと歩く



途中 スタバを見つけて休憩するのだが
パリもロンドンも店内は混んでいる 仕方なく
外で 片付けをしてないテーブルで温かいラテを飲む







ロンドンではこのタクシーが本当にたくさん走っている
地下鉄があんなに高いからなのか



グロサッリーストアで晩ご飯にちょっとしたモノを買う



雨も上がった街並をゆっくり見過ぎて 迷子になった
途中 大きな建物があり 
裏門のような所におまわりさんが3〜4人いた
近づいて行くと なんとなく緊張してる風なのだが
こっちは道を聞きたい一心でなんとか説明する
結局 遠回りをしてなんとかホテルに帰り着いた

後で地図で確認すると建物は「アメリカ大使館」だった

簡単な夕食をすませ
早々と寝た
しかし 今回の旅行 自腹の食事はいいもん食べてないなあ

雨のベイカーストリートで見かけた ハスキー
老夫婦とけっこう速いペースでお散歩してた



さて 明日は一日中 ロンドンの観光が出来る

2006/11/23

Journal du voyage 6

旅行6日目(10月4日)
今日はパリの街を一日楽しめるフリータイム
一番楽しみにしていた日

スクリブの朝食のテーブルセッティングは
ため息が出るほどステキ


まずはメトロに乗ってモンマルトルへ
地下鉄のチケットはビレ(1.5ユーロ)  
お得な10枚分カルネ(11ユーロ)を買う



まだ開いていないお土産もの屋さんの通りを抜けると・・・ 見えてきた




100Mちょっとくらいの距離なのだが
面白そうなのでケーブルに乗ってみた
チケットは地下鉄のビレと同じものでOKみたい



中に「ただ乗り」して来たジプシーの少女が居て  
仲間が来なかったので降りて行ってしまった   
その大声のやりとりを一緒に見ていたフランス人の老夫婦
おじいさんの方が私に片目をつぶって 
耳をふさいでみせたのだ
私は 声を出さず唇だけで 「ジプシー?」と聞くと  
「うむ」とうなずいてみせた

サクレクール寺院の前の広場の高台から パリ市街が見渡せる



大好きなエフェル塔が見えないかとポイントを探す
なんと木立が邪魔でキレイに見えない 残念



思っていた以上に美しいサクレクール寺院



きれいに晴れた空に映える白亜の寺院



中では普通にミサが行われていて  写真を撮ろうとすると
係(?)のおじさんに「Non」と注意されてしまい   
ここでの写真はあきらめた
よっぽど ヴェルサイユ宮殿の係員より威厳があって 
しっかり仕事してたなあ

寺院を出て丘をゆるゆる下る






アメリの映画にも出てた メリーゴーラウンド



寺院のある丘のすぐ下には「生地屋さん」がいっぱい集まっていて
 今回のお目当てはそこなのだが・・・ 写真を撮り忘れてしまった
お友達も趣味のキルトに使えそうな素材を探していたのだが
どちらかというと「インテリア素材」っぽいモノが多く
私たちには 欲しいモノがなかなか探せなかった

疲れて喉が乾いた私は買い物を続けるお友達と別行動にした
フランス語で注文出来なかったので 
指差して選んだ アイスティーを飲む
ヒトリでテーブルの写真を撮る私に店主のおじさんが近づいて来て
カメラを撮るしぐさをした 
「あなたを?」と手を向けると 違うと言う風に首を降って
私を指差したのだ  びっくりして 「Non non Merci」と答えた
今回の旅ではフランスのあちこちで出会うヒトに
フレンドリーで親切にしてもらう機会がとても多かった



美味しかった マンゴー風味のアイスティーと 地下鉄の切符
20分くらいして現れたお友達は なんとか身振り手振りで生地を買えたようだった
彼女も言葉が通じない女性の年配の店員さんに「おまけ」してもらっていた
何より「ヒトリで初めてのお買い物」出来た事が嬉しかったようだ

また オペラ座の方に戻り
昨夜のガイドさんに聞いておいた「ラーメン屋さん」でお昼を食べる事にする



ここ「ひぐま」の味噌ラーメンと餃子が美味しいと聞いて注文した
お友達は「ちゃんぽん」を注文した



餃子は美味しかったけど・・・
周りには 怪しげな「日本料理店」がいっぱい並んでいた



その後 セーヌ川を目指し歩く歩く
小さな公園を通り




ルーブルの脇を抜けて



ポンヌフの近くの道路を横断する男性を見て 
お友達が「中田だ!!」と言う   
見ると茶髪の華奢な男性がバスに行く手を阻まれながら
通りを渡って 地味なドアに入って行った
どうやら「楷」と言う名前の日本料理店のようだ
「中田だったね〜〜今はパリに住んでるのかなあ」と二人で喜ぶ 
   


セーヌ河沿いに並ぶ古本屋さん



セーヌ河での目的は「バトービュス(水上バス)」でエッフェル塔までへの移動



なんとも分りにくい場所にあった チケット売り場



時計周りに運行するので 
目的地のエッフェル塔に行くのに遠回りになってしまった



でも ゆったりと観光も出来て丁度良かった



まずはシテ島にある 有名な「ノートルダム寺院」




 
ポンヌフ橋



豪華なアレクサンドル3世橋



そしてやっと見えて来た エッフェル塔



水上バスの乗務員は可愛い制服を着ていた



やっとエッフェル塔
上れるのがうれしくてワクワクする



チケット売り場の側にある 「エッフェルさん」の像



見上げると鉄骨の美しさにほれぼれする



この赤い斜めに動くエレベーターに乗る



 真ん中の高さまで上り  見下ろすとシャイヨー宮全部が見える



遠くに見えるのがさっきのモンマルトルの丘にあるサクレクール寺院



そして見渡すともう一つの「エッフェル塔」が



天気が良いのではっきりと影が写る
塔の下の広場も迫力ある風景



見つけた時にはびっくりしたが 塗り替えをする作業員の人形が数体置いてある
中のビデオでも解説していたのだが とても大変な作業らしい



また バトービュスで移動し 今度はルーブルへ
公園を抜けて カルーゼル凱旋門を通る



今日は夜9時まで開場しているので 
夕方6時からの割引で入場することにした



とにかく広いので 有名な作品を見る事にした




モナリザは写真も撮ってはいけない展示状態なのに
フラッシュまで使って写真を撮るヒトがいっぱい居て うんざりした



ピラミッドの側で赤いベレーの銃を抱えた兵隊さんを見た
テロを警戒しての警備なのだろうか
外は8時ころなのに まだすこし明るさが残っていた



また一日歩き回ってへとへとの二人は
スタバで適当に食料品を買い込み 
ホテルの部屋で簡単なディナーとなった



明日は ユーロスターに乗って ロンドンに向かう


これは モンマルトルで見つけた
わんこを繋いでおくように という標識   
こんなに可愛い